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ジャニーズ事務所のタレントといえば、ジュニアのうちからバックダンサーなどで主力タレントと抱き合わせでお披露目。
次ぎにドラマやバラエティなどに出演して顔を売る。
そして歌のデビューは最後に行う。
これは、元祖ジャニーズの4人組からHey!Sey!JUMPまで貫かれてきたパターンである。

歌を最後にすることで、ファンに待望論を抱かせる。
知名度をアップすることで従来の歌手が行ってきたキャンペーンなどを行わなくていい、などいろいろな理由がいわれるが、かつてジャニーズ事務所の一員だった郷ひろみが語る。

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ジャニーズ事務所はいまでもそうらしいが、芸能界に足を踏みいれてキョトキョトしているときに、有無をいわさずステージにあげてしまうやり方なんだ。
レッスンなんかはあとまわし。とにかく現場を踏ませてしまう。
そのときはもう夢中だから、あがってるゆとりもありやしないってわけだ。

信じられないけれど、ぼくはダンスでもボーカルでも演技でも、レッスンらしいレッスンなんか受けたことはない。
あそこはこうやれ、ここはこうと、ジャニーさんからステージングなんか教えられた。フォーリーブスからも教わった。
でも、それは楽屋とかステージの袖とかで、コチョコチョてなもん。それでステージにポーンと出ちゃうわけ。

徹底した現場主義。理論よりも実践。仕事するなかで、いろいろなことをマスターしていくわけ。
この場数を踏むというのは、大切なことなんじゃないかな。
へんなたとえだけど、いろいろな格闘技のトレーニングを積むよりも、実際に喧嘩をしたやつのほうが強いっていうよね。
場数を踏むことで、場慣れもするし、呼吸や気合いものみこめる。

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現場というのは、待ったなしのギリギリの場だから、要領をマスターするのも早い。
ジャニーさんのやり方が、徹底してこれ。ひとつでも場数を踏ませるやり方。
別のいい方をすれば、経験主義ということになるかな。
ジャニーさんのこのやり方は、ぼくにとつてはよかったと思う。

きちんとレッスンして、準備万端整えて、はい、それからデビューなんてことだったら、ぼくの性格からいって、尻込みしたり、気後れしたりして、思うようにならなかったかもしれない。
ジャニーさんは、自分のいうとおりに、すべてまかせてやればいいんだ、といった。そしてたしかにそのとおりになった。
ぼくはジャニーさんをとことん信頼した。というより、ジャニーさんはぼくにとって絶対的な存在になった。

もちろん、ジュニアの時点で適性を見極められ、そこからふるいに掛けられることはいうまでもない。
今やメディアを支配している同事務所は、これからも「経験主義」で次々新しいタレントが登場するのだろう。
それにあらがえるようなメディアや芸能プロダクションはないのだろうか。

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